熱中症対策・水分補給を考える

こんにちは。

BASEBALL FUTUREの小見野剛です。

第106回全国高校野球選手権大会の各都道府県の代表校が全て決まり、組み合わせも決まりました。組み合わせ表を見るだけワクワクしてしまうのは決して私だけではないでしょう。甲子園練習も行われ、いよいよ開会直前といった雰囲気です。

さて、これはあくまで私の主観ですが、地方大会をテレビや現地で観ていて、昨年より選手が熱中症で倒れたり、足をつる場面が減ったような気がします。しかも去年より今年の方が7月の気温が高かったというデータもあるようです。これは、各チームや選手がクーリングタイムの過ごし方を研究したり、水分補給についても知識を深めて実践していることが影響しているのではないでしょうか。以下に、水分補給のポイントをまとめましたので参考にしてみてください。

水分補給に適した飲料とは?

熱中症予防に欠かせない水分補給ですが、そのポイントを改めて抑えておきましょう。当然、ジュース(清涼飲料水)は不向きです。糖質が多すぎて水分補給のつもりでたくさん飲んでしまうと糖分の過剰摂取になってしまいます。では何が水分補給に1番適した飲み物なのでしょうか?いくつか候補をあげてみます。

  1. :短時間の運動や軽い運動の場合水だけで十分ですが、汗で失われる塩分やエネルギーとして消費してしまう糖質が入っていないので注意が必要です。
  2. お茶:カフェインなどの成分が含まれているため、スポーツ中に摂取すると利尿作用が働き、逆に水分の喪失を促進する可能性があります。
  3. 炭酸水:膨満感や胃腸の不快感を感じることがあり十分な量を摂取するのに向いているとは言えません。
  4. スポーツドリンク:長時間の運動や激しい運動を行う場合に適しています。電解質や糖分も含まれており、体内の水分バランスを保ち、エネルギーを補給する役割があります。

以上のことから、やはり、基本的にはスポーツドリンクが好ましいと結論づけて良いでしょう。

スポーツドリンクは主に2種類

スポーツドリンクは速やかな水分吸収を促すために浸透圧が調整されています。水1リットルに対して糖30〜60gと少量の塩分(2g以下)が基本となります。そのうえで、各飲料メーカーが様々な種類のスポーツドリンクを出していますが、これらは大きく2種類に分類されます。

  1. アイソトニック飲料:アイソトニックとは等張性という意味で体液と同じくらいの浸透圧のものを指します。アイソトニック飲料には適度な濃度の糖分と電解質が含まれており、水分補給と同時にエネルギー補給を行うことができます。アクエリアス(コカ・コーラ)やポカリスエット(大塚製薬)などが代表的な商品です。
  2. ハイポトニック飲料:ハイポトニックとは低浸透圧のことで体液よりも浸透圧が低い状態をいいます。低浸透圧のため迅速な水分補給が可能です。水分を素早く補給することで脱水症状の予防や疲労回復を促進することができます。スーパーH2O(アサヒ飲料)やラブズスポーツ(キリン)などが代表的な商品になります。

野球を前提とした場合、基本は水分補給とエネルギー補給を同時に行えるアイソトニック飲料が適していると言えます。発汗量が多くなる夏場などに、水分補給を主目的としたハイポトニック飲料を併用するなどの工夫をするのも良いかもしれませんね。そして、飲み方ですがガブ飲みは禁物です。1時間ごとに500〜1,000mlを、200mlずつくらいに分けて飲むのが良いとされています。運動後に体重が増えないように、なおかつ体重減少は2%以内に抑えるのがポイントです。正しい水分補給を実践して、暑い時期に力を発揮できる選手を目指していきましょう。

 

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