冬の味方!風邪予防に効く食材3選

せっかくウェイトトレーニングや練習を頑張っても、風邪などで体調を崩してしまうと、体重が減り筋力も低下してしまいます。その結果、野球のパフォーマンスが一時的に落ち、元の状態に戻すのに時間がかかってしまうことも少なくありません。これではせっかくの努力が無駄になってしまいますよね。だからこそ、冬場には体調管理が大切です。特に風邪の予防に力を入れることで、トレーニング効果を最大限に発揮し、パフォーマンスを維持することができます。

今回は、そんな冬の時期にぜひ取り入れてほしい、風邪予防に効果的な3つの食材をご紹介します。それぞれの特長を知り、上手に日常の食事に取り入れてください!

1. ねぎ – 抗菌作用と鼻詰まり改善に!

ねぎは風邪予防の代表的な食材です。特に白い部分には「アリシン」という成分が含まれており、これが強力な抗菌・抗ウイルス作用を持っています。アリシンは体内でのビタミンB1の吸収を助ける働きもあり、エネルギー代謝を効率的に行うサポートも期待できます。

また、ねぎには血行を促進する効果もあり、体を温める作用があります。この血行促進効果により、寒さで冷えた体をほぐし、免疫機能を高めることができます。さらに、ねぎ特有の香り成分は、鼻詰まりを緩和する効果もあり、風邪のひきはじめにもおすすめです。

取り入れ方:鍋料理やスープなど、温かい料理にたっぷり使うのがオススメです。シンプルなねぎの味噌汁や、焼いたねぎを添えた料理も効果的でしょう。

2. しょうが – 体を芯から温める自然の力

しょうがは昔から風邪予防や体を温める食材として親しまれています。その効果の源である「ショウガオール」は、体を内側から温める力を持ち、免疫力向上に一役買います。また、しょうがには「ジンゲロール」という成分も含まれており、こちらは抗炎症作用や抗菌作用を発揮します。

特に冷え性の方にはしょうがは最適です。寒さで免疫が低下してしまうのを防ぐためにも、毎日の食事や飲み物に少しずつ加える習慣をつけると良いでしょう。

取り入れ方:しょうが湯や生姜入りのスープが簡単でおすすめです。すりおろしたしょうがをハチミツと一緒にお湯に溶かして飲むだけでも、身体を芯から温めてくれます。また、煮込み料理や炒め物に加えることで風味が引き立ちます。

3. にんにく – 抗ウイルス作用で強い体を!

にんにくは、アスリートの強い味方になり得る食材です。アリシンという成分は、ねぎにも含まれていますが、にんにくではさらに強力に働き、抗菌・抗ウイルス効果を発揮します。にんにくを摂取することで風邪を予防するだけでなく、体力や集中力を向上させる効果も期待できます。

さらに、疲労回復効果も持っており、トレーニングや試合後の体を効率よく回復させるためにも役立ちます。ただし、摂取量を守りながら取り入れることが重要です。過剰摂取は胃腸への負担が大きくなるため、適量を意識しましょう。

取り入れ方:ペーストにしたにんにくを料理に加えたり、スープやドレッシングの隠し味に使ったりすると良いでしょう。ホイル焼きにして加熱すると、香ばしさと甘みが増して食べやすくなります。

まとめ:日々の食事で風邪予防を実践しよう

冬は、体調管理がパフォーマンスの維持に直結する重要な時期です。今回ご紹介した「ねぎ」「しょうが」「にんにく」の3つの食材を積極的に日常の食事に取り入れることで、風邪知らずの体を作ることができます。特にアスリートは健康管理の意識が成績に反映されやすいため、栄養バランスを意識した食事を心がけてください。

ぜひこれらの食材を活用して、寒い季節も元気に過ごしましょう!

「食事はトレーニング」ではない

こんにちは、BASEBALL FUTUREの小見野です!

皆さんは、今放映している朝ドラを見ていますか?今回のテーマは、栄養士を主人公にした物語のようですね。朝ぼんやりとテレビを眺めていたら、高校野球部の監督だという人物が「食事も大切なトレーニングの一環である」と力説するシーンがありました。ドラマの時代背景は、今のソフトバンクホークスが「ダイエーホークス」だった頃で、およそ20年前のことです。当時は根性論がまだ色濃く残っていましたが、その中で「栄養士が食事を管理し、選手の体調を管理する」という考えを持った野球部が描かれており、非常に合理的なアプローチをとっていたのだと感じました。

とはいえ、「食事はトレーニング」なのでしょうか?私は「食事は楽しむもの」だと思っています。食事は一日の中でホッとできる、心が安らぐ時間であるべきです。しかし、実際のスポーツ現場では「食事はトレーニング」と信じて疑わない指導者も多いのが現状です。今回は、野球選手やチームが「食事」とどう向き合っていくべきかについて、考えてみたいと思います。

「食事はトレーニング」という考え方の課題

スポーツ選手にとって食事管理が重要であることは間違いありません。アスリートは栄養バランスを考えた健康的な食生活が必要ですし、体づくりに必要なカロリーの摂取も欠かせません。ただ、「食事はトレーニング」と捉えすぎてしまうと、選手が「食べること」にプレッシャーを感じたり、義務感で食べることが習慣化してしまいます。これでは、食事本来の「楽しむ」という目的が薄れてしまい、精神的な負担にもつながるでしょう。

特に若い選手にとって、食事を「鍛錬の一部」と感じて義務的に食べることが習慣化してしまうと、食事の楽しさが失われてしまいます。食事は栄養を摂るだけでなく、リラックスやコミュニケーションの場でもあります。家族や仲間と一緒に食事を楽しみ、会話を交わすことで、心身がリフレッシュされ、結果としてパフォーマンス向上にもつながるのです。

楽しみながら栄養バランスを意識する工夫

では、どうすれば「楽しむ食事」をしつつ、健康的な食生活を保つことができるでしょうか?食卓をカラフルに彩るのもひとつの手です。茶色いお肉だけでなくトマトの赤、ニンジンのオレンジ、トウモロコシの黄、ブロッコリーの緑など、色鮮やかな食材を取り入れることで、見た目から食事が楽しくなります。カラフルな食卓は視覚的な満足感を与えるだけでなく、自然と栄養バランスも整います。というのも、色の違う食材にはそれぞれ異なる栄養素が含まれているため、多彩な色を取り入れることで幅広い栄養を摂取できるのです。

また、季節ごとに旬の食材を取り入れるのも、食事を楽しむ工夫のひとつです。旬の食材は、その時期に最も美味しく、栄養価も高いのが特徴です。例えば、春には新鮮な山菜やアスパラガス、夏にはトマトやキュウリ、秋にはカボチャやキノコ類、冬には根菜やブリなど、四季折々の恵みを活かしたメニューを取り入れると、自然と食事のバリエーションが広がります。

他には、週に一度「今日は好きなものを楽しむ日」を設けて、選手が自由に好きなものを食べられる日にしてみるのもユニークな方法です。このようなメリハリある食事計画は、栄養バランスを意識しながらも、楽しみやモチベーションを高めることにつながります。

真剣に食べることも求められる

最近は、食事中にスマホの画面を見ている方も増えてきていますが、アスリートに限らず、もっと食に興味を持ち、食事の内容に目を向けてみてほしいと思います。例えば、次のように食材について考えると、食事がより楽しくなるかもしれません。

「豚肉にはビタミンB1が多く含まれているから、スタミナUPにいいな」

「鶏のムネ肉は脂質が少ないから、ヘルシーだな」

「魚の油は血液をサラサラにしてくれる効果があるって聞いた」

「最近サラダを食べていないから、今日はしっかり野菜を摂ろう」

「豆腐を食べれば植物性のタンパク質も摂れるな」

「ゴボウには食物繊維が豊富で、お通じにも良さそう」

「試合前だから玄米よりも、すぐにエネルギーになる白米にしよう」

こうした視点を持ちながら食事することで、食べることが単なるルーチンではなく、楽しみながら学ぶ機会にもなります。また、毎日3回食事をする中で、こうした意識を持つと、食べることが単なる習慣ではなく「自分の体を作る重要なプロセス」だと理解できるようになります。毎日3回以上行う食事だからこそ、その小さな積み重ねが将来的に大きな差を生む可能性を秘めています。ライバルと差をつけるためにも、食材選びや食事の工夫に少しだけ意識を向けてみるといいでしょう。

結論:食事は「楽しむもの」、その積み重ねが成長を後押しする

食事を「トレーニング」として捉えるのではなく、「楽しむもの」と考えることで、心身ともにリフレッシュできる時間へと変えることができます。楽しむ気持ちを持ちながら、食事を通して自分の体を整えることができれば、それが選手としての成長にもつながります。逆に、食事が義務となり、プレッシャーを伴うものになってしまうと、選手にとって大きな負担となるだけでなく、食事への意識がネガティブなものになってしまうかもしれません。

食事が楽しみになれば、きっとパフォーマンスも変わるはずです。皆さんも今日の食事を、ぜひ「楽しむ」時間にしてみてくださいね!

熱中症対策・水分補給を考える

こんにちは。

BASEBALL FUTUREの小見野剛です。

第106回全国高校野球選手権大会の各都道府県の代表校が全て決まり、組み合わせも決まりました。組み合わせ表を見るだけワクワクしてしまうのは決して私だけではないでしょう。甲子園練習も行われ、いよいよ開会直前といった雰囲気です。

さて、これはあくまで私の主観ですが、地方大会をテレビや現地で観ていて、昨年より選手が熱中症で倒れたり、足をつる場面が減ったような気がします。しかも去年より今年の方が7月の気温が高かったというデータもあるようです。これは、各チームや選手がクーリングタイムの過ごし方を研究したり、水分補給についても知識を深めて実践していることが影響しているのではないでしょうか。以下に、水分補給のポイントをまとめましたので参考にしてみてください。

水分補給に適した飲料とは?

熱中症予防に欠かせない水分補給ですが、そのポイントを改めて抑えておきましょう。当然、ジュース(清涼飲料水)は不向きです。糖質が多すぎて水分補給のつもりでたくさん飲んでしまうと糖分の過剰摂取になってしまいます。では何が水分補給に1番適した飲み物なのでしょうか?いくつか候補をあげてみます。

  1. :短時間の運動や軽い運動の場合水だけで十分ですが、汗で失われる塩分やエネルギーとして消費してしまう糖質が入っていないので注意が必要です。
  2. お茶:カフェインなどの成分が含まれているため、スポーツ中に摂取すると利尿作用が働き、逆に水分の喪失を促進する可能性があります。
  3. 炭酸水:膨満感や胃腸の不快感を感じることがあり十分な量を摂取するのに向いているとは言えません。
  4. スポーツドリンク:長時間の運動や激しい運動を行う場合に適しています。電解質や糖分も含まれており、体内の水分バランスを保ち、エネルギーを補給する役割があります。

以上のことから、やはり、基本的にはスポーツドリンクが好ましいと結論づけて良いでしょう。

スポーツドリンクは主に2種類

スポーツドリンクは速やかな水分吸収を促すために浸透圧が調整されています。水1リットルに対して糖30〜60gと少量の塩分(2g以下)が基本となります。そのうえで、各飲料メーカーが様々な種類のスポーツドリンクを出していますが、これらは大きく2種類に分類されます。

  1. アイソトニック飲料:アイソトニックとは等張性という意味で体液と同じくらいの浸透圧のものを指します。アイソトニック飲料には適度な濃度の糖分と電解質が含まれており、水分補給と同時にエネルギー補給を行うことができます。アクエリアス(コカ・コーラ)やポカリスエット(大塚製薬)などが代表的な商品です。
  2. ハイポトニック飲料:ハイポトニックとは低浸透圧のことで体液よりも浸透圧が低い状態をいいます。低浸透圧のため迅速な水分補給が可能です。水分を素早く補給することで脱水症状の予防や疲労回復を促進することができます。スーパーH2O(アサヒ飲料)やラブズスポーツ(キリン)などが代表的な商品になります。

野球を前提とした場合、基本は水分補給とエネルギー補給を同時に行えるアイソトニック飲料が適していると言えます。発汗量が多くなる夏場などに、水分補給を主目的としたハイポトニック飲料を併用するなどの工夫をするのも良いかもしれませんね。そして、飲み方ですがガブ飲みは禁物です。1時間ごとに500〜1,000mlを、200mlずつくらいに分けて飲むのが良いとされています。運動後に体重が増えないように、なおかつ体重減少は2%以内に抑えるのがポイントです。正しい水分補給を実践して、暑い時期に力を発揮できる選手を目指していきましょう。

 

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